世界の壁を求めて
|
こんにちは。ハウスガーデンです。
ここでは、世界各国のいろいろな壁をご紹介させていただきます。
自己満足度満点のページなのですが、ちょっと息抜きに読んでいただけたらうれしいです。
他の地域に足を踏み入れ、「ここは日本じゃないんだ。」と感じるのは、私の場合、建物や壁や道路の色・素材の違い、
そして植物の種類が日本と違うのを見たときなんです。
風土や気候の違いが、建物や壁や道路や植物の違いを生み出し、それが文化となって地域の人々の中に浸透しているように
思えるのです。
日本でも、地域ごとに様々な文化や考え方の違いがあるようです。
まだまだ知らないことが多いのですが、私もエクステリアの観点から、多くの地域の文化や人々の考えに触れることが
出来たらいいなぁ・・と思ってこのページを書かせていただきました。
ご覧になってくださった皆様で、「こんなのもありますよ。」という方は、是非お教え下さい。
また、ご意見やご感想もお待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
|
|
|
|
@ |
桜木町のグラフィティ |
|
お住まいの地域によっては、ご存じの方も多いと思います、横浜桜木町の壁絵について。
私が初めてこの桜木町の壁絵(グラフィティ)を知ったのは、今から15〜20年前の事です。当時はアメリカングラフィティという名前で、壁にする落書き(関係者の方、ごめんなさい。)がアートとして認識されてきた頃だと思います。たまたま、友人と横浜の中華街にご飯を食べに行ったときに発見したのですが、その時の感動は今でも覚えています。
桜木町駅から北に1km以上、電車の高架下にズラーっとびっしり、色とりどりの壁絵が並んでいました。そのクオリティは、落書きとはとても呼べないくらい非常に高度なもので、もの凄いパワーを感じました。
その後、横浜に用事があるときには必ず桜木町駅から歩いてこの壁画群を見るようにしていたのですが、ある日、かねてから疑問に思っていた事を聞くことが出来ました。
前を歩いていた、この辺のことをよく知っていそうなご年輩の地元の方に、
「この落書きは、地元の方は容認されているんですか?問題になったりしないんでしょうか?」
と伺うと、
「以前、桜木町駅の辺りで、電車が炎上し多くの犠牲者を出した事故がありました。もう昔の事になってしまい、忘れられていく中で、若い人たちがここに来て華やかにしていってくれるのは犠牲になった方への弔いになると私は思います。それに、むやみに落書きをしているのではなく、下手くそなものはすぐに上から消されてしまうから、上手に描くようにみんながんばるのですよ。描くことが出来る場所を提供し、そこに描いているんだから問題は無いでしょう。若いパワーをこういう形で放出するのはいいことなのではないでしょうか?」
と教えて下さいました。
素敵なお考えをお持ちの地元の皆さんに見守られて、若者がアートの腕を磨いている横浜の桜木町。奥深いです・・・・
各地で公衆の場や民家への落書きが大きな問題になっていますが、本当に恥ずかしいことなんですよ、落書きは。むやみやたらに落書きをしている人、桜木町へ行って、あなたのご自慢の落書きの腕を試してみてはいかがでしょうか。そこには、いたずら書きを許さないハイレベルな戦いが待っているはずですよ。
|
|
|
|
|
こういった作風が多く見られます。上手なんですよ。 |
最近では、和風なものやグラフィックっぽいものもあります。 |
驚き。
横浜市主催の壁画コンテスト。
協賛にナイキジャパンがついているんです。
横浜市っておもしろい。 |
|
|
このページのトップへ |